一つ一つの記事を短くするために、各項目ごとに分けて書いていきます。
とりあえず、Civ5での「国」に当たる「スポンサー」についてをこの記事でまとめてみようと思います。
特徴とそれぞれを使用してみた感想なんかを書いていきます。
ARC (指導者:スザンヌ・フィールディング)
特性:諜報速度並びに陰謀度上昇率25%上昇スパイが超強力なのでかなり強力な特性だと言えます。
諜報速度を上げる技術やクエストには今のところ出会ってないので、
他の指導者と違って代替の効かない特性じゃなかろうかと。
ただ、諜報局を建ててからでないと特性を発揮できないのは、
立ち上がりの最序盤には一切プラスがないということ。
しかし、諜報局解禁の「コンピューティング」を手に入れるまでには
そこまで大きな差ができないのがBEなので、
現時点で指導者ランクトップを争う有力候補。
パン・アジア連盟(指導者:ダオミン・ソチュア)
特性:遺産建造時生産力+15%、ワーカーの作業効率25%上昇パッチ前はいざ知らず、前者は現在有力な世界遺産が少ないため
制圧以外の勝利方法で必要になる「
国家遺産の建造時」に役立つ
そんな程度で収まってしまっているように思えます。
それでも後者の効率上昇はどんな時でも役に立ちます。
中盤以降前作の鉄道「マグレール」が解禁されると「道路」が陳腐化し
内陸都市間の新規接続に大幅に時間がかかってしまうようになります。
それを大きくサポートするのが後者の特性。
また、強力な地形改善「テラスケープ」への改善が多少早くなるのもGood。
「群ロボット工学」の「ドローンスフィア」を手に入れられれば改善速度は+75%!
さらにワーカー改善速度上昇をクエストで選択すれば、
把握出来てるだけでも+105%まで上昇します。
戦時の略奪即時修復は「ドローンスフィア」を手に入れられれば可能なので
進軍路確保・瘴気除去・略奪改善修復・侵攻都市復興を
超高速で実行させられるのはパン・アジアだけ!
この人も指導者ランクトップを十分狙える実力者。
アフリカ連合(指導者:サマタール・ジャマ・バレー)
特性:「健康時」都市の食料を+10%、全都市は「かつての地球の遺物」を持つ最初の首都のみなら健康でいることも簡単なのですが、
拡張を始めると「純血」以外では「健康」になるのは
かなり後半、酷いと終盤も「不健康」なので、イマイチ恩恵に授かれない特性です。
後者の特性は前作でいうところの「モニュメント」を最初から配備されてる
というもので、立ち上げたばかりの都市の十数ターンを
他の有力な建造物・ユニット生産に回すことが出来ます。
前作と交易路仕様が違うため「新設都市に国内交易を回して一気に育てる」は不可。
そういったことも踏まえると序盤の拡張時には意外と役に立つ感じです。
また、「かつての地球の遺物」の文化2があるので、
ゲーム開始時の「入植者」で「芸術家」を選ばずとも
序盤の美徳取得速度がそこまで鈍化しないというのも良いです。
とはいえ、選択アフィニティ次第では健康問題にはかなり悩まされるので
どんな状況でも使いやすいとは言いがたい指導者ではあります。
カヴィサン保護領(指導者:カヴィサ・タークル)
特性:前哨地・都市の領土拡大速度2倍今作では新規都市が「前哨地」状態からスタートし、
周囲6タイルを自領土にした瞬間に自都市となり機能を始めるので、
前哨地への交易路効果「前哨地は領土拡大速度50%上昇」を使わずとも
素早く都市となり国境拡張ができるのが特徴です。
有力な資源タイルもバンバン拾っていってくれるのですが、
いわゆる「強気の都市出し」の際は敵都市の領土付近にある資源タイルは
問答無用でタイル買い!のほうが賢い選択と言えるはずです。
そういう部分では前作アメリカの「タイル購入額-50%」のほうが
何だかんだ使いやすかったんだなぁと思わされるところです。
BEでは「繁栄」美徳や「純血」アフィニティを進めていないと
ゲーム終盤(280T頃)でも首都で周囲3マスが全解禁されてない!なんてことも。
ただ、同時にBEでは首都人口30人突破!とか40人間近で専門家も多数配置!
なんてことにはなかなかならない(専門家より強力な地形改善もある)ので、
そんなに強い特性ではないかなという感じです。
ブラジリア(指導者:レジナルド・ドゥ・アレンカー)
特性:近接戦闘時戦闘力+10%、ユニット回復量+5完全に戦闘特化特性となっていて、特に後者が強力です。
たった5とはいえ、クエストの選択肢で回復量+5を選択で一気に+10。
自国領外でも防御状態なら毎ターン20回復は超強力。
拡大戦争をせずともエイリアンの討伐時や
エクスプローラーの序盤探査時にも強力な手助けになってくれるのが大きいです。
内政へのブーストはないのですが、
エイリアン討伐に利点があるということは
「力」美徳の「掃討(エイリアン撃破時戦闘力の100%を科学力へ、巣破壊時に科学力60)」
これを存分に活用できるということなので
アフィニティ発展にも役に立つ「力」美徳を十二分に活用できるのが
この指導者の最大の利点とも言えます。
トップを狙うのは難しいとはいえ、
単純に軍事ユニット生存率が高いというだけでも十分強い指導者といえます。
フランコ・イベリア(指導者:エロディ)
特性:美徳10取得毎に美徳を1つ無償で取得BEは美徳が強力なだけに、ぱっと見強そうな特性なのですが…
ゲーム終了時までに取れる美徳は多くても20~25。
ティア1やティア2美徳の獲得数ボーナスでの無償の美徳は
美徳の取得数にカウントされなかったので、
ゲーム終了時までに取れる無償美徳は多くて2つ、
大体のゲームでは最初の無償美徳のみで終わってしまうかもしれません。
前作ポーランドの「時代が進む毎に無償の社会制度」が形を変え、
「テックウェブのティアが進む毎に無償の美徳」なら
最序盤の無償の社会制度での立ち上がりに加え、
アフィニティ経験値を狙って掘っていくテックウェブ進度と
無償の美徳を狙って掘っていくテックウェブ深度の兼ね合いで
より多様な戦略が選択できたんじゃないかと感じました。
都市ハンマーを文化生産に敢えて回すことで美徳取得速度を加速して、
意識して「知識」美徳を取っていく戦略を取らねば
現在の無償の美徳を最大限活かせないのが辛いところです。
ポリストラリア(指導者:フタマ)
特性:首都交易路を最初から+2とにかく強力な交易路を交易所建設時から3本も使えるのは非常に強力の一言。
前作ほど交易船にこだわらずとも
国内外交易は多大な恩恵をもたらしてくれるというのも相まって
とにかく交易都市・交易ステーションの確保が大切になります。
国内交易は序盤でも首都に食料5・ハンマー5くらいをもたらしてくれ、
「産業」美徳「代替市場(ステーションへの交易路から、該当ステーションの発展レベル1につき6エネルギーを入手)」
これを取得していれば各ステーション毎の交易獲得物に加えて
エネルギーを+19なんて交易路も出来上がるので、
とにかく周囲の有益なステーションは守りたいところ。
皇帝までの難易度では他文明に交易路をつなげる利点も少ないため
国内交易での首都発展・ステーション交易での国力(国庫)増強が
最初期からガンガンできるというのが超強力といえます。
パッチ後からなのか、それぞれの都市での交易路数を増やすのは
クエストではなく人口10毎?になっているので、
フタマの特性の強みが更に強化されたと言えます。
スパイと並んで強力な交易路に特徴を持つ時点で強力な指導者であり、
前作ヴェネチア程ではないにせよ、ヴェネチアと違い半強制OCCにはならないので、
指導者ランクトップといっても過言ではない強さではないでしょうか。
スラブ連邦(指導者:ワジーム・コズロフ)
特性:軌道ユニットの軌道上滞留時間+50%、石油タイルからの資源の産出量+50%前者は序盤のポットから手に入る無償のソーラーコレクターや
中盤で手に入る「ホロマトリクス」なんかを長期間利用できます。
かなり地味ですがそれなりには恩恵があり、
その軌道ユニットに多く使われる石油を後者の特性で増やせます。
とはいえ、前作のように小規模な文明に収まりつつも科学で先行して勝利
というよりは、戦略資源を多数確保して多少「不健康」でも
文化圏を広げて都市の科学力・文化力を建築物で上昇させるというほうが
(都市スパムとは言わないまでも)BEでは有効な戦術なので
そこまで石油に困るか?と言う状況にはなりません。
ただ、前作ロシア・アラビアのように戦略資源が増えるということは
AI文明に「2エネルギー/T」で大量に貸し付けることが可能ということで、
AIの資金源を最初期には殆ど使わない石油で大量に奪えるようになります。
共に地味な特性ゆえに強いとはいえないものの、
序中盤はそれほど金策に苦労しない点は使いやすい指導者です。
今のところ強いといえるスポンサーは
「ARC」、「パン・アジア連盟」、「ポリストラリア」
この3つが選ばれそうです。
ただ、「ARC」はスパイの作戦成功率が未だに詳細不明な上に、
ランク4以上の作戦が殆ど実行できないのと実行できても
スパイが殺害されることが多いため
今後のパッチや解析次第で大きく変わるかもしれません。
それでも資金奪取や科学力着服・研究窃盗だけでも
十二分に強いのがスパイなので、
頭ひとつ飛び抜けるか三つ巴かという違いになりそうです。
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